健康だより12月号のテーマは、【暴飲暴食による健康への悪影響について】です。
忘年会や新年会の時期となり、いつもより食べ過ぎてしまうなんて方も多いのではないでしょうか。
そんな今月は暴飲暴食がカラダに与える健康への悪影響についてご紹介いたします。カラダを傷めるような食べ方・飲み方になっていないか振り返ってみましょう!
食べ過ぎによる仕事のパフォーマンス低下(労働生産性低下)
食べ過ぎによる「胃もたれ」「胸やけ」などの症状によりお仕事や日常生活に影響出ていることはないでしょうか?「胃もたれ」「胸やけ」などの症状は逆流性食道炎で多く見られる症状です。
逆流性食道炎のある労働者では、「胃もたれ・胸やけ」といった症状に関連した仕事のパフォーマンス低下により、1週間あたりで約12時間分の労働時間の損失が生じていたといった報告があります。
また、糖分(炭水化物)・脂肪分の多い食生活を続けていると、体内で慢性的な炎症が生じ、免疫機能が低下する可能性も報告されています。
「なんだか最近疲れやすい…」「よく風邪を引くようになった…」そんな方はもしかしたら食生活が原因かも!?
年末の忙しい時期をグッドコンディションで乗り切るためにも、食品選びのポイントを見ていきましょう!!
GI値を意識した食品選びで、血糖上昇を緩やかに
GIはglycemic index(血糖インデックス)の略で、食後血糖値の上昇度を示す指標のことです。GI値が高い食材を食べると血糖値が上昇しやすく、反対に低い食材は血糖値の上昇が緩やかです。低GI値の食品を意識的に摂取することで、肥満や糖尿病(ダイアベティス)対策になることが知られています。
食品とGI値
GI値を抑えるポイント
「抜く」より「選ぶ」
高GIだからと言って、炭水化物を抜いたメニューにしてしまうと、満腹感が得られずおかずの過剰摂取につながります。結果的に、脂質やたんぱく質の摂り過ぎになってしまいまうことにもつながりますので、炭水化物を上手に選ぶ際にGI値を参考にすると良いでしょう。
野菜は食物繊維が豊富で、でんぷん質の低いものを選ぶ
イモ類はGI値が高めのものが多いため、葉物野菜がお勧めです。
穀物は精製されていないものを選ぶ(全粒粉や雑穀など)
食べる順番を意識する
野菜などの食物繊維が豊富なものから食べると血糖値の上昇を緩やかにします。
お酢を利用する
糖の吸収を抑え、高GIの食事でも少量かけることで血糖値の上昇を緩和できます。
年末年始のすごし方で後悔せずに、新たな年を迎えましょう!!来年も仕事のパフォーマンスに関わる健康情報の発信を続けていきたいと思います。
本年もありがとうございました。2025年もよろしくお願いいたします。(東京桜十字産業保健 一同)
ぜひさらに詳しい情報もチェックください♪
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