銀座 久兵衛 五感で味わう、心に残るひととき
ホスピタルメント白金に、四ツ谷大京町・青山・代々木上原の各施設からお客さまが集まり、この日限りの特別なイベントが開催されました。
お迎えしたのは、創業90余年を誇る名店「銀座 久兵衛」。今回は職人が目の前で握る “出張寿司” という贅沢なスタイルでご提供しました。

銀座 久兵衛は、1935年に東京・銀座で創業した老舗の寿司店です。久兵衛はそれまで寿司ネタとして扱われにくかったウニやイクラを海苔で巻いて握る「軍艦巻」を生み出したことで知られ、寿司の世界に新たな風を吹き込みました。先代から受け継がれる味と理念を大切にしながらも、奇をてらうことなく素材の持ち味を活かした一貫、一貫。あたたかな所作と心のこもったおもてなしが、久兵衛ならではの魅力で、文化人・北大路魯山人や吉田茂元首相など、多くの著名人に愛され続けてきました。
時代とともに変化しながらも暖簾を守り、人を育て伝統と革新を重ねてきた名店の味を、ホスピタルメントのお客さまに間近で味わっていただく機会となりました。


久兵衛と桜十字、共通する“おもてなしの心”
ダイニングに足を踏み入れた瞬間、今日は“お寿司ランチ”しかも大好きなお寿司が目の前で握られるという特別なひとときを感じられる期待から、お客さまの表情がぱっと明るくなるのがわかりました。
「久しぶりに、こんな“本物”を食べたよ」「おいしいねぇ、やっぱり違うね」「板さん、かっこいいね!」
そんな声があちこちから聞こえてきて、会場内は笑顔であふれていました。
銀座久兵衛の職人さんは、目の前にいるお客さまに喜んでもらえる一貫を届けようと、手間を惜しまず丁寧に握ってくださいました。そんな職人さんの姿は、桜十字が大切にしている「お一人おひとりに寄り添う」気持ちと、通じるものがあります。 老舗の技と桜十字の心が自然に重なり合って、会場にはとても穏やかで心地よい時間が流れていました。

食の力でQOLを高める
お客さまと接する中で印象的だったのは、ふとした瞬間に昔の記憶がよみがえったり、自然と会話が生まれたりする場面がいくつもあったことです。そうした心の動きを随所に感じることができました。
食べるという事は、単に栄養をとるだけではなく、“その人らしい時間”をつくるものでもあります。こうした何気ないけれど特別な体験が、お客さま一人ひとりのQOL(生活の質)を高めていく。そして心も体も幸せになり、ウェルビーイングフロンティアな時間へとつながっていく。
お客さまの楽しそうな様子を間近で見ながら、改めて“人にとって大切なもの”に気づかされるひとときでした。
日々の中にある“ウェルビーイングフロンティア”
桜十字が掲げる“ウェルビーイングフロンティア”。
それは特別なことではありません。たとえば、「また食べたいな」「今日は楽しかったな」という気持ちに寄り添うこと。「こうしたらもっと喜んでもらえるかも」と誰かを思って動いてみること。日々の現場で大切にしている心がけの積み重ねが、ウェルビーイングフロンティアにつながっています。
今回のイベントでも一人ひとりの優しさと工夫がお客さまの笑顔につながり、かけがえのない時間を生み出していたと思います。
これからも、現場での気づきや声を大切にしながら桜十字らしい“ウェルビーイングフロンティア”を育てていきましょう。